クラウドインフラ構築記

現在AWSの構築支援に携わっております。今注視しているのは、GKE、BigQuery、Google Dataflowなどサービスを展開しているGoolge Cloud Platformです。

WindowsAzureとAWSのN/Wレイテンシーを比較してみました。


2/26に、WindowsAzureの国内リージョンが開設されたので、「海外リージョンに比べて、x3のレイテンシーの向上」と歌っていますが、他クラウドサービスの比較で、事実上のクライド業者の一人者になりつつあるAWSとのネットワークレイテンシーをツールを使って比較してみました。

ネットワークの帯域幅を測定するnuttcp[http://www.lcp.nrl.navy.mil/nuttcp/nuttcp.html]を使って、WindowsAzureとAWSのネットワーク帯域を調べてみました。 nuttcpは、さくらのナレッジの記事で紹介されています。

結果は。。。。

WindowsAzure(Type S/ CentOS 6.5)では、

77.0707 MB / 10.33 sec = 62.5661 Mbps 0 %TX 3 %RX 0 retrans 67.04 msRTT

10.33秒で77.0707MB転送でき、RTTが67.04との結果となりました。

一方AWS(Type m1.small / Amazon Linux )では、

81.1263 MB / 10.37 sec = 65.6427 Mbps 0 %TX 6 %RX 0 retrans 35.54 msRTT

10.37秒で81.1263MB転送でき、RTTが35.54との結果となりました。
簡単に調べた結果ですが、AWSの方がN/Wレイテンシー的には上になりました。ただ、差はほとんどないので、Azureも相当頑張っている印象。ただ、東京リージョン開設したばかりなので、利用しているユーザ数はAWS東京リージョンより少ないので、二か月後再度測ってみたいと思います。

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